企業の省エネ対策
■サマータイム
夏の日照時間が長くなることを利用して、1時間早く活動することを言います。
日差しのあるうちに行動するため電気をつける時間が短くなり、省エネにつながるとされています。
しかし生活リズムの乱れなどの意見があり、現在は北海道札幌市や滋賀県庁など、一部地域で実験が行われています。
■クールビズ
環境省が推奨する衣服の軽装化を言います。
冷房を控えることで地球温暖化対策、省エネ対策になるとされています。
エアコンからの二酸化炭素は削減されますが、クールビズによる衣類の生産など、
経済活動によるエネルギーの消費が疑問視されています。
■環境ビジネス
これからの社会は、エネルギーなどを循環できる資源循環型社会が課題になっています。
地域での環境ビジネス(エコビジネス)は年々増加しています。
■省エネナビ
家庭用とオフィス用があります。家庭用は、消費電力の量や、金額が数値でわかる装置です。
オフィス用は、グラフになって表示されます。
■ESCO
Energy Service Companyと言い、顧客に第3の事業者が、調査、提案、改修といったサービスを提供する事業です。
省エネの効果をESCO事業者が保証します。
家庭での省エネ対策
■エネルギーの節約
出かける時は、必要のない電化製品の電源を切り、さらにプラグを抜きます。
冷蔵庫には詰め込みすぎないようにし、ドアの開閉は短い時間で行うようにします。
家電を購入する際は、節電機能や省エネ設計の商品を選ぶようにします。
照明器具は埃がつかないようにし、明るさを保ちます。
入浴・洗濯や食器洗いなど、水を使うあらゆる作業での節水を心がけます。
車を使う時はエンジンをこまめに切ります。もしくは、近所に買い物に出る際もなるべく車を使わないようにします。
■環境家計簿
環境家計簿とは?
環境家計簿は、省エネ家計簿とも呼ばれています。
毎月の水道、ガソリン、ガス、電気、灯油の明細書を用意し、使用量を書き込みます。
ごみは重さを測ります。インターネットで計算、集計するサイトもあります。
毎月のエネルギーの使用量と、二酸化炭素の排出量が把握できます。
環境家計簿は、環境省や自治体、団体などで作られています。
計算方法
※二酸化炭素排出量で換算しています。
水道 :@ァ方メートルにつき0.58kg
ガソリン :∞gにつき2.3kg
都市ガス :@ァ方メートルにつき2.1kg
プロパンガス :〔gにつき3.0kg
電気 :〔Whにつき0.36kg
燃やせるごみ : 1kgにつき0.84kg
※例えば、ガソリン給油20gだとします。20リットル×2.3kg=46kgとなります。
■グリーン電力
太陽エネルギー、風力エネルギー、水力エネルギーなど、自然エネルギーから生まれた電力を言います。
これらの電力は環境に優しい電力です。電気を使うときに、自分達でエネルギーを選びます。
1990年代にアメリカで誕生しました。
使用した電気の料金に上乗せする形で寄付をする、グリーン電力基金もあります。
寄付金は自然エネルギーの発電所設置に使われます。
■エコキュート
大気中の熱を吸収し、火を使わずにお湯を作るシステムです。
また、内蔵の機械がお湯の量を自動的に計算し、もしも用意したお湯が昼間になくなってしまっても、
夕方以降に使用する湯量を再度計算し、必要な量だけ沸かします。
家庭の人数や、地域によって選ぶこともでき、
電気代の安くなる夜間にお湯を沸かしておくことで、電気代の節約になります。
コロナのエコキュートは、省エネ大賞や地球温暖化防止大賞など、多くの賞を受賞しています。
海外での省エネ対策
■デンマーク
デンマークでは、1976年から石油エネルギーの利用を止め、新エネルギーの普及に努めています。
一次エネルギーの内訳が、1999年時点で10%だったのが、僅か4年後の2003年時点では20%になりました。
デンマークは酪農が盛んなため、家畜のふん尿を利用したバイオエネルギーが積極的です。
2010までに二酸化炭素の排出量を、1990年時点の35%削減を目標にしています。
■ドイツ
ドイツでもバイオガスエネルギーが普及しています。
バイオディーゼル燃料専用のスタンドが2000箇所も設置されています。
1リットル100円は私たちが利用するガソリンに比べると、とても安いですね。
また、菜種油になる菜の花の栽培が促進され、14万〜15万円の補助金が出ます。
菜種油はバイオガス生成の副資材になります。
■スウェーデン
スウェーデンでは、原子力発電所を25年経過時点で閉鎖することを決定しました。
これまで原子力は35%利用してきたので、新エネルギーの需要が期待されています。
家畜ふん尿や廃棄物を使用できるバイオガスプラントも実験的に建設中です。
二酸化炭素の排出に対する税金もあり、新エネルギーへの転換が着々と進められています。
環境関連法
■容器包装リサイクル法
ごみの中には、ペットボトル、プラスチック容器包装があります。
これらをリサイクルしてプラスチックや再生樹脂など新しい資源にすることを、容器包装リサイクル法と言います。
1995年に成立し、1997年に本格的に施行されました。
■家電リサイクル法
エアコンやテレビなど、不要になった電化製品もリサイクルして、ごみを減らすことができます。
不要になった電化製品を運搬したり、部品を取るにも経費がかかります。
そのため、2001年に家電リサイクル法が制定されました。
消費者は、不要になった電化製品を小売店に持って行き、リサイクル料金を支払います。
収集、運搬費は小売店によって異なります。小売店は、家電メーカーなどに電化製品を送ります。
家電メーカーでは、ガラスやアルミ、銅や鉄などをリサイクルします。
■建設リサイクル法
建設工事によって出される廃棄物をリサイクルする法律です。
木材は木のボードやチップ、コンクリートは骨材などになります。2000年に制定されました。
■食品リサイクル法
医薬品、医薬部外品以外の食品をリサイクルするために定められました。
スーパーの売れ残りや食べ残しは肥料、飼料、油脂になります。
再利用の目標を20%として、2000年に制定されました。
■廃棄物処理法
廃棄物をなるべく出さず、適正な処理を行うために、1954年の清掃法を改正し、1970年に制定されました。
産業廃棄物は廃棄物を出した事業者か、事業者に委託され、認可された業者が処理します。
一般廃棄物は、市町村が処理します。
■資源有効利用促進法
自動車、家電製品、パソコンなど、指定された廃棄物になるものは買わない(リフューズ)、
廃棄物の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、製品の資源化(リサイクル)のため、1991年に制定されました。
リフューズ、リデュース、リユース、リサイクルを4R運動と言います。
■フロン回収破壊法
フロン類の排出を抑制するため、カーエアコンや自動販売機を含む
冷蔵、冷凍機器、空調機器に対し、2001年に制定されました。
■化学物質排出把握管理促進法
化管法と呼ばれています。PRTR制度とMSDS制度を軸としています。
PRTR制度では、有害性のある物質と発がん性のある物質の計354物質の排出量を
把握、届出、公表することが義務付けられています。
MSDS制度では、事業間で取引する際、指定された化学物質の情報提供が義務付けられています。
■ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適切な処理の推進に関する特別措置法
これまで、ポリ塩化ビフェニルは処分が難しく、廃棄物として溜め込む一方でした。
廃棄物処理法に関わる法律で、2001年に制定されました。
■これからの省エネ対策
これまでにいろいろなエネルギーを紹介してきましたが、
原子力を除いたエネルギーは全て太陽光によるエネルギーです。
化石エネルギーは、生き物の死骸が太陽光を浴びて資源になりました。
太陽エネルギーは限りがありません。
これからは自然を壊さないエネルギーを作り、自然と共存する社会が求められています。
今すぐ出来る!エコアイデア集
■廃油で肥料作り
@室温になった油の入った鍋に米ぬかを入れ、ぽろぽろになるまで混ぜます。
Aこれを新聞紙の上に広げ、日に当てて干します。
B油かすくらいまで乾燥させてできあがりです。
しばらく置いて発酵させると、質の良い肥料ができます。
廃油の処理もでき、鍋もきれいになります♪
廃油は石鹸、ろうそく、ガソリンの代わりのエコオイルになります。
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